2020年に小学校でプログラミング教育の必修化され、2024年の大学入試共通テストでは試験科目に追加が決定されました。社会的の状況を見ると、子どもたちがプログラミングを学ぶ必要性ができつつある状況です。
そんなプログラミング教育ですが、子ども達の将来に役に立つことができるかを考えたいと思います。
子どもたちが社会人になるは頃にはITツールは使いこなせないといけない社会になる?
ITに関連する技術の進化は非常に速く、「YouTuber」や「データサイエンティスト」と呼ばれる職業はここ数年で認知されるようになりました。これらに共通するものは何らかのITに関連するツールを使う必要があるということです。
例えば、「データサイエンティスト」と呼ばれる職業はデータ分析の専門家として企業活動におけるデータ収集の方法の設計から収集したデータを分析する専門家です。彼らの業務には「Python」,「R」と呼ばれるプログラミング言語の技能だけではなく、統計学の知識も求められます。
こうした専門職以外でもプログラミング技能は求められます。例えば、Microsoft社製の「Excel」などに代表される表計算ソフトに用いられている関数の機能も簡略化されたプログラムを用いています。特に近年では業務効率化に伴いExcelなどのデジタルツールの技能は求められる傾向にある為、間接的にもプログラミング技能は身に付けておくに越したことがないと考えられます。
プログラミング学習で身についた能力はそのまま社会で役に立つ?
前述した以外にもプログラミング学習で身に付けた能力は社会でも活かされると考えています。その能力は「論理的思考力」や「デザイン思考」です。
「論理的思考力」とは
・物事網羅的に思考できる能力
・物事を体系付けて思考できる能力
・順序立てて他者に説明できる能力 など
「デザイン思考」とは
・デザイナーがデザインを考案する際に用いる思考法をビジネス上の課題解決を行う際に活用する思考法
これらの能力が近年重要視されている背景は、高度に情報化が進み技術が高度化し価値観が多様化したことで、単に良いものを作れば売れるという社会から変革していることが大きな理由です。現代の社会では、ユーザーに求められるものを生産、プロモーションしなければビジネスが発展しない社会になっていることら、ビジネススキルとして求められる傾向にあると考えられます。
「論理的思考力」や「デザイン思考」はプログラミング学習を通じて鍛えることができます。この他の習い事でも鍛えることが当然できますが、プログラミング学習はこれらの能力を鍛えるのに最適な習い事だと考えています。
理由はプログラムに特定の「公式」が存在しないということです。必要とされている機能から必要な条件を考えだしてそれに合わせてプログラムを構築する作業は体系立てて思考する必要があり、作り出す作品が高度になればなるほどユーザーのことを考えた作品になっていきます。
プログラミング学習は自然とこうした能力を鍛えることのできる習い事です。
ただし、これらの能力は生徒たちが言葉にしたり表現しなければ深く身に付けることができない能力でもある為、当教室では課題発表や意見交換会を通じて生徒たちにこれらの能力を養えるように環境を作っています。
プログラミング教育はお子様が小さい内に始めるのがおススメです
プログラミング技能を社会人になって学習するのはハードルが高く挫折するケースが多いのが現状です。特にエラー対策は時には個人で解決が難しいケースもあり、それが理由で挫折するケースが多々存在します。
これは社会人になり学習するプログラミング技能は、Web開発やアプリケーション開発などの特定の目的に沿って学習するケースが多く、プログラミング言語だけではなく付随する技術の習得も求められることかは発生するのではないかと考えています。
子どもの頃から学習をするためには子供たちが理解しやすい状態から学習を進める必要があります。
現在はブロックプログラミングから始め、徐々に本格的な言語習得へ進めていくことがスタンダードになっています。この学習方法は時間はかかりますが、概要から始めることができること、頭の柔軟な時期に学習に取り込むことで理解が促進されやすくなることから、小学生の頃から始めることがおススメです。